料亭 丹巌洞での和婚 神前式と披露宴を自身で演出!



マリエさんの挙式披露宴。

思い出として綴ります。



6~7割方のゲストが県外からなので、

観光も兼ねて。お料理を堪能してもらいたいと

選んだ会場は昭和26年開業の料亭 丹巌洞




当日は1500坪の敷地内すべてが貸切。

白いネクタイのお客様と

ご法事など黒いネクタイのお客様が一緒にならないようにというご配慮からです。



ここ2、3ヶ月は準備が大変だった日々。

もちろんのことですが、何もかも初めて。

ペーパーアイテム、衣装、演出など考えるべき事がたくさん!



和の印象を第一に。

招待状や席次表の注文はファヴォリクラウド

「MEDETAZUKUSHI MUKU めでたづくし 無垢」




可愛い吉兆柄。長方形の招待状なら92円のところ

正方形だと定型外120円。

おめでたい柄の切手がないため、証紙を貼って対応しました。



日付が印字されるため、末広がりの「2018.08.08」に発送。




ウェルカムスペースに飾る600×900サイズの大判ポスターは

プリントパック 入会のクーポン利用で、なんと300円!




丹巌洞さんの控室で身支度。

花嫁の衣装は、成人式に一度しか着ていなかった桜地の振袖を

オリフリで引き振袖にリメイク。


一切、ハサミを入れないため挙式後は元の振袖にして返してくれます。




日本古来より伝わる伝統の花嫁衣裳・小物の

筥迫(はこせこ)と、懐剣(かいけん)は江戸時代の名残り。

同じ高さになるように胸元へ。



筥迫は鏡やおしろいなどを入れていたもの。

懐剣は武家の女性が護身用として持っていた短刀

魔除けのお守りという意味もあるのだそう。




唇には紅を。

お母様の手で差してあげてくださいとのことで。

昔から婚礼の日にはこうした事が行われてきたのかと思う瞬間でした。




御支度を整えて、庭園で記念撮影。




もみじなど、紅葉に染まるにはまだ早く、

青々しい森に紅白の折り鶴がお客様の案内役。




披露宴会場とは別棟で

氏神・木田神社の神様と神主さん、巫女さんに出張いただき神前式。

料亭の二間が神殿に整えられました。




御神酒は親族のみならず列席者全員に配って頂きました。




手づくりのリングピロー。

花嫁自身で結んだリボンが愛らしい。

ずっと心に決めていたリングはブルガリ。




お式の後、ブーケトスの代わりに末広がりの扇プルズ。

独身女性だけでなく、来客の女性全て参加して楽しんで頂けます。



扇から結ばれたリボンを引いて当たった方にプレゼント。

外れた方にも、残念に思われないよう文香をご用意しました。





披露宴会場へ移動します。




靴を脱ぐため、履き違えのないよう名札クリップをご用意。

畳のうえで、女性の足が冷えないよう靴下をご用意しました。




化粧室にも装花とアメニティ、手書きのメッセージ。

ご不便が無いようにチェック。




翌日10月21日は十三夜。

お月見の雰囲気を漂わせるための装花。




外景の緑も活かしつつ、

めでたさとアクセントを添えるため赤い花をお願いしました。




テーブルの上にも紅白の水引きを置いて

婚礼らしい印象をプラス。




席札のお名前の裏にはスヌーピーやディズニー、ひよこちゃんなど。

おひとりひとりのお好みに合わせ、メッセージを書きました。




癒しの空間を表現したくて、

邪魔にならない程度に高さのあるナナカマドも添えて。

宴の始まりです。




プロフィール画像は、ウェディングムービー制作 DMCに依頼。


無料視聴用DVDを制作してくれて、

万が一、気に入らない時はキャンセルもOKという、大変丁寧で迅速な対応でした。




ケーキではなく蓬莱饅頭。




蓬莱山とは中国より伝わる不老不死の理想郷。

5色の小さな饅頭が入った、子々孫々の繁栄を祈る子持ち饅頭です。

照明の具合でわかりづらいですが、松竹梅の彩り。




菓子司 森八大名閣にて特注品。




本来ならこのお饅頭を「箸取りの儀」としてお配りしたいところですが、

人数分に分けるのが難しいため、

揃いの色合いで小さめの上生菓子も発注。



傍らに、和菓子ビュッフェ。




彩り豊かで愛らしく、うきうきさせてくれる和菓子たち。

小さな金屛風と秋の風情のウサギで演出。




山海堂「そっとひらくと あきゆらら」と「福薫る」

パッと見は普通の最中でも、

そっとひらくと華やかで季節感に溢れたお干菓子。




「そっとひらくと あきゆらら」は、

「日本おみやげグランプリ2015」準グランプリ受賞

「秘書が選ぶ手土産」にも選ばれている商品。



入っている辻占いが嬉しい言葉をくれます。




「福薫る」



うら田「加賀八幡 起上りもなか」

起上りの形の縁起物




VIVANTびばぁーん

出雲大社福井分院にあるショップの「CHOCOLAT BAR ショコラバー」


福井県産コシヒカリの米粉を使って

縁起の良い「八」が重なるようにと「十六層」で焼いたバームクーヘンに

チョコレートをコーティングしたキャンディー型バウム。




親玉果舗「碌寶焼」

130年前の創業当時から親しまれている一品。


玉子の風味豊かに。外はカリッと、中はふんわり。

県内外のファンが多い中、店頭でのみ購入可能です。



新郎新婦はタキシード・ウェディングドレスにお色直し。




選んだドレスはErinbella


既存のものを自分サイズに変更してくれるだけでなく

自分の好みのデザインに仕立ててくれます。

まさにオートクチュール!なのに3万円台~とリーズナブル。




ビスチェタイプのドレスが多い中、

花嫁はあまり肌を見せるものではないという私達の希望で、

胸元と背中を詰めてもらいました。




料亭のお席とお席の間を歩いても邪魔にならないようにAライン。

全身を包む純白のシフォンと、繊細な2枚重ねのレースが美しいドレス。

このクォリティで驚きの38,000円!



レンタルで数十万~100万円台というご時世で、

さすがマリエさん。

締めるところはしっかり締めて、とことん探したようです。



ブーケと同じ生花をたっぷり飾り、

長い髪をラプンツェルのように結い上げたスタイル。

着用のアクセサリーはもちろん花嫁のハンドメイド。




エンジェルストーン

「幸せな結婚」という石言葉を持つアクアマリンのみで制作したイヤーカフ。




「涙が止まらなくなるから、やめて」と伝えていたものの

新婦からの手紙と、京都の和工房 包結さんの水引細工の花束。




以前より可愛いと言っていたお色で、

ひと月掛けて打ち合わせしてオーダーしてくれたもの。




お披楽喜の時。

引き出物は帰りの電車で荷物にならないよう、

ご自宅に届くようにPIARY(ピアリー)で手配。




プチギフトは、

赤・白・緑に金地と桜模様のなつめが可愛い福井の豆入り番茶




県内観光地の名所や名産をご紹介したくてマップ・グルメ本。

福井市観光課で戴いてきました。




二次会の友人たちには

オリジナルで制作可能なマイハッピーターン。




秋の夕暮れは早く、午後6時でもすっかり更けてまいりました。

温かくて、たくさんの笑顔と涙で溢れた1日。



準備で大変だったことも

至らぬ点があったと思うことも

過ぎれば、あっという間だったひと時。



これからのふたりが幸せに過ごしてくれますように。

そして、お腹に宿した赤ちゃんが元気に育ってくれますように。

ただ、それだけを願います。

とある街角の小さな宝石屋RIVAMARE アラカンマムの日々つれづれ

天然石アクセサリー とある街角の小さな宝石屋RIVAMARE(リーヴァマーレ)です。天然石のこと、日常のこと、大好きなスイーツことなど徒然に綴っています。 2019年5月、令和になってすぐに生まれたナツキくんの成長日記も。 日々いそがしく過ごしつつ楽しいことを見つけていきたいアラカン店主でございます。

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