市の保健師さんと助産師さんの訪問に悩む




昨日は市より保健師さんと助産師さんの訪問があった。




母子手帳の後ろに、市保健センター行の出生連絡票ハガキが付いていて、

それに伴って保健師さんと助産師さんがいらして相談に乗ってくれるらしい。




入院時、病院の助産師さんから、

「ハガキだと対応までに時間が掛かり、訪問は半年くらい先になってしまう場合がある。




病院からデータなど添えて連絡をいれると対応が早いので、お名前や赤ちゃんの出生時の記録などお伝えしておきましょうか?

ママの悩みが一番多いのは帰宅後1~2,3週間頃。早い方がいいと思うんですよ」と提案があり。




お願いしたところ帰宅後すぐ予約の連絡があり、昨日がその訪問日だった。




30代くらいの保健師さんと60代くらいの助産師さん。

病院の助産師さん達と比べればベテラン、

昔でいうところの産婆さん。




お出迎えしたマリエさんに初っ端からダメ出し。




「1ヶ月検診が済むまではちゃんと寝ててくださいね。

様子をみて、それ以降も体調と相談しながら横になって

食事の時は別として、とにかく寝ていることが大事ですよ」




ナツキくんも。

ちゃんとママの横で寝かせること。




今まで「寝てた方がいいよ」と言いつつも、

午後は私達とダイニングテーブルでおしゃべりしていることが多かったな。

その時はナツキくんも一緒にバウンサーで寝かしていたことに反省。




普段、寝ている部屋はどこですか?と。

案内すると「環境はいいですよ。風が抜けて気持ちいいね。

外の明りが入るのもいいわね」




手際よく、

(というか、マリエさんからすると「すごく乱暴だったの!」とサトシくんとの会話)

慣れているので、チャチャッと物事が進む。




産着を脱がせながらナツキくんの身体のチェック。




ナツキくんがじっと私を見る時「は~い」とお返事したりしていると伝えると

「赤ちゃんとはまだ遊ばなくていいの。

生後3ヶ月くらいまではとにかく寝かせてあげてください」




そういえば。ドクターであるサトシくんのお父様が

「そもそも人間の赤ちゃんというのは早産で生まれてくるんだよ。

動物はすぐ立てるでしょ。

人の場合はね、脳の働きとかきちんと成長するにはあと3ヶ月は必要なんだけど、

そこまでお腹にいると頭が大きくなって産めなくなっちゃうんだよね」




その後も入浴時の洗い残しなどないか、

授乳の前後で体重の増え方(母乳の出具合)はどうか。

裸であちこち伸ばしたり縮めたり。




ぐわんとM字開脚にされて、ギャーギャー泣き叫ぶナツキくん。

『うん、びっくりだよね、がんばろうね』

笑顔を作りつつ、心でエールを送る。




赤ちゃん用のマットとお布団で寝かせていたら、

「これは硬すぎますね。何か要らなくなった布団はない?

大人が畳の上で寝ているようなもので辛いんですよ。




寝返りしたのかどうかって言ってらしたでしょ?

背中が痛むから丸くなろうと横を向いたの」




残念ながら不要なお布団はなく、

月命日にみえる住職さんのお座布団くらいしかないと伝えると「持ってきて。」




12~3cmはあろうかというフカフカのお座部。それに薄いバスタオルを敷いて

「赤ちゃんはね、お母さんのお腹の中で丸くなっているから、

こうしてあげると安心するの。」




おおっ、これは生後4日目くらいに一度だけ病院でしてもらったことがあるタマゴ形。




「ほら、おとなしくなったでしょ、こうすると安心できるの。」

泣き過ぎて腫れぼったい顔つき。




マリエさんのお腹の中でボコボコ足を伸ばして蹴っていたけれど

お腹の中の袋と違って伸び縮みしないよね

こんなにギュッと結ばれて、これじゃ足を伸ばせないんじゃ・・・?




「伸ばさなくても、動かそうとすることで発育してくれるからいいんです」

この姿はいつまで?

「3~4ヶ月くらいまで平気でいるわよ」

( 一一) そんなに長く?ストレスたまらないのかな?




顔に残る赤いポツポツに目を留めて。

「これは新生児湿疹(新生児ニキビ)ね、1~2ヶ月はどうしても出るの。

怖がらず、石鹸とガーゼでしっかり洗ってあげて。

黄色い膿みが出てきたらお薬がいるけど、この子の場合は洗うだけで良さそう」




お湯と石鹸で実際に洗って見せてくれる。




ガーゼは赤ちゃんの肌にはゴワゴワ過ぎると書いてあったけど、大丈夫なんだ。

「頭も泡立てるだけでなく、しっかりとね。

赤ちゃんは皮脂も多く汗っかきだから」とゴシゴシ。




「ママはあんまり甘い物は食べないでね。

チョコレートとかケーキとかね。ブツブツの元になっちゃいますよ。

絶対にとは言わないけど控えるようにしてくださいね」




あー、それがダメかー!




「鼻水もたまってグスグスいってるでしょ、ティッシュでこよりを作って。

こよりの寄った向きと同じ方向でお掃除してね」




うわっ 結構、鼻の中に入れてる!

おっ、グズグズいわなくなった!




「耳もね。綿棒でお掃除してね」




今まで長下着と短下着の2枚重ねだったけど、暑い時期でもいいんだろうか?

「丸く包む時は1枚でいいわよ。

普段は2枚着せても大丈夫。ちゃんと汗をかかせてあげましょうね」




そう言えば、赤ちゃんの時に汗腺の数が決まると聞いたことがあった。

「暑そうと思って薄着にしたり足を出したりすると、汗腺があまり作られないの。

そうすると身体の中に熱がこもって熱中症とかなっちゃうでしょ」




「赤ちゃんは大人が感じるよりほんの少し暑いくらいが快適。

クーラーをあんまり効かせ過ぎちゃダメよ」




「3~4ヶ月までは長下着+おくるみもいいよ。筋肉が柔らかくなるからね」

「頭の向きも気をつけてあげて。光の方を見てばかりいるようなら、あちこち方向を変えてあげて」




「夜中、授乳のあと眠っているようなら、4~5時間くらいママも寝ていいですよ。

どうしても3時間で授乳と決めなくても休んでね。




先週の母乳外来検診から今週中で少し太ってきているから、

ママのおっぱいだけで十分。

ミルクはあげなくてもいいですよ」




細かくいろいろ教えていただいて。

勉強になったこともたくさんあった反面、入院中に教えられてきたことと真逆のこともあった。

すっかり悩み始めてしまったマリエさん。




たとえば柔らかめの布団。

赤ちゃんの窒息を防ぐためにも柔らかい布団より少し固めの方がいいと思ってたのに。

おまけに今日の授乳だって”だらだら飲み”?

しっかり飲みきれず眠ってしまい、何度も何度もあげる羽目になった。




入院中に泣くほど悩み、

その都度、助産師さんや看護師さんのアドバイスを受けて、

睡眠不足と戦いつつも元気に子育てしてきたというのに。




考え方の違いに、どうしていいやら戸惑ってしまった。

それは私も同じで。




昨夜はどうフォローしていいのか。

調べれば調べるほど違いが出てきて、何が正解なのか分からなくなった。

そんな時、入院中に不安定になったマリエさんをなぐさめてくれた看護師さんの言葉を思い出した。




「ちゃんとママ出来てるよ!心配しないで。

子育てに、どれが正解ってないの。

ママになったばかりなのにすごいよ、立派だよ!」




今回は「良いことは習って、違うことはやめようね」と話し合った。

ママになって約1ヶ月。

そんな完璧に出来るはずがない。




顔を洗ったり、鼻水を出したり。

初めて赤ちゃんのお世話をするのを不安に思わないママはきっといない。




今まで通り。

手探りでも明るくナツキくんのママをしていたのだからそれで大丈夫。

あなたらしく。

私達らしく。

ナツキくんと成長していこう。

とある街角の小さな宝石屋RIVAMARE アラカンマムの日々つれづれ

天然石アクセサリー とある街角の小さな宝石屋RIVAMARE(リーヴァマーレ)です。天然石のこと、日常のこと、大好きなスイーツことなど徒然に綴っています。 2019年5月、令和になってすぐに生まれたナツキくんの成長日記も。 日々いそがしく過ごしつつ楽しいことを見つけていきたいアラカン店主でございます。

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