祝!なっちゃんの初 端午の節句 五月人形とちまきに柏餅
2020年5月5日 立夏
そして、こどもの日。
なっちゃんも初節句を迎えました。
端午の節句は菖蒲の節句とも呼ばれていて、
五月人形を飾ったり、こいのぼりを立てたりと男の子の成長を祝い、健康と立身出世を祈るお節句。
菖蒲は武を尊ぶ「尚武」や「勝負」と音が通じ、
葉の形が剣に似ていることから男の子が強く逞しく成長し、立身出世することを願うシンボルなんだそうです。
この日のために世のじぃじ、ばぁばはいろいろ準備をされたのではないでしょうか。
節句人形はもちろん、出世魚のブリやカツオ(勝男)、真っ直ぐ育てと竹の子、
ちまきや柏餅などなど。
可愛い可愛い孫のためとあらば、
多少のヘソクリをはたいてでも買ってあげたいと思うもの。
で!例にもれず私たちもひと通り揃えました。
正徳元年 1711年創業、
江戸で最古といわれる「吉徳大光」の兜飾り
子孫繁栄や強い生命力の象徴である竹雀の飾り金具。
正絹の赤糸縅や、屏風には菖蒲が描かれています。
家紋も入れてもらって、とっても立派!
これまで馴染みのあった雛人形と違って、初めての五月人形。
ずっしり重いです。
有名な武将の兜を模したものなどありましたが、特に思い入れのある武将もいないので。
いろいろ迷いましたが細工が繊細で美しかったこちらを選びました。
兜とお揃いの陣羽織も一緒に購入して記念撮影。
お宮参りの際に着た羽織のロンパースはもうすっかり小さめ。
大きくなったねと、皆で感慨しきりです。
なっちゃんは五月人形には全く興味なし(^-^;
こういうことって、じぃじ、ばぁばが孫のためにしてあげたいという自己満足なので。
お付き合いしてね、って感じです。
ちまきや柏餅は京都からお取り寄せ。
初孫の初節句。
ばぁばバカと言われようが、何と言われようが、ちょっぴり特別感のあるちまきをお願いしました。
創業1716年の笹屋伊織さん。
江戸時代中期、徳川吉宗が八代目将軍に就任した年。
柏餅は新芽が出るまで古い葉が落ちないという柏の特徴が、子孫繁栄、家系が絶えないと縁起が良く、子どもの健やかな成長を願う和菓子。
ちまきには厄除けの意味もあり、ともに縁起を担いでこどもの日に食べられるそうです。
3本入と5本入。
笹屋伊織さんのちまきは水引きが掛けられているのが素敵です!
本来なら店頭販売のみだそうですが、
今年はこんな時期なので。
少しでも不安を払拭してくださいと、初めてオンラインショップでもお取り扱いをされたそうです。
「ちまきの食べ方」と女将さんがHPに掲載されていた通りの食べ方で食べてみました。
いぐさの外し方や笹の葉のむき方、そして黒文字でひと口ずつ。
上品ですこと(´-`*)
そんな食べ方だったせいか、いつもより美味しく感じます♪
笹の葉の青い香りが、気持ちを整えてくれるみたい。
熨斗が掛けられて届いた時には、
まるで祇園祭の厄除け粽のようでした。
柏餅は白餅に餡、よもぎ餅に餡、白餅の白みそ餡の3種類。
白みそ餡は麩まんじゅうのような味わいでした。
柏葉がしっとりして美味しく戴きました!
ありがとうございます。
この日の献立はカツオのたたきや天然ブリの黒酢あんかけ。
竹の子ご飯にレッドキドニーと豆苗のサラダ、お吸い物。
縁起物で揃えたお料理。
なっちゃんはまだ味を付けたものは食べられないので、素材だけですが。
マリエさんのお乳を通じて、なっちゃんに。
早く一緒に食べられるようになるといいね♪
前日、みどりの日。
家族揃って、お祝い膳に丹巌洞さんの『疾風勁草(しっぷうけいそう)御膳』
「疾風」は激しく勢いの強い風
「勁草」は強い草のこと。
激しい風が吹いて、 初めて強い草が見分けられる。
困難な状況にあって、初めて意思の強いことがわかるという喩えだそうで。
「1日も早く以前の平穏な世界に戻れることを信じて、皆さま方の食卓での笑顔と弾む会話のきっかけになりますように。」
そんな願いを込めて作られたお弁当だそうです。
しばらくお休みをしていらしても、1品1品変わらない細やかさ。
下準備にどれだけの時間をかけたんだろうと思えるお料理の数々です。
93歳になる伯母がちょうど誕生日で。
皆で食べてもらおうとお弁当を贈ったところ、
お品書きを見ながら話が弾んで、お酒をたしなみながら久しぶりに長い夕飯だったよって。
嬉しい連絡と、なっちゃんのお誕生日に好きなものを買ってあげてってお小遣い。
よほど楽しい時間を過ごしてくれたのかな。
私たちこそ嬉しいひと時でした。
「疾風勁草」とは初めて聞いた熟語でしたが。
わが県の14歳以下の子供は1920年に統計を取り始めて最少の95528人だそうです。
なっちゃんもその中の1人。全国的にも少なくなっているようですね。
子供たちが安心して生活できる日が早く来ますように。
元気いっぱい、以前のようにのびのび過ごせる時が来てくれますように。
こどもの日
孫を持つようになって、改めて感じた1日です。
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