夏の終わりを告げる「五山の送り火」を映した和菓子 笹屋伊織


街中にひと気が少ないです。

お盆休みだなと実感しつつ、窓から眺めていました。

金沢に住む姉たちは、お彼岸にもお盆にも帰省できず寂しい年です。


でも、ご先祖様たちは変わりなくお帰りと思うので、

ゆっくりくつろいで頂いて、お下がりのお菓子なんぞ戴きましょ。


なっちゃんの初節句にちまきと柏餅を購入しましたが、夏のお菓子もお願いしました。



徳川吉宗が八代将軍に就任した1716年、

創業300年の京菓匠 笹屋伊織。


そういえば、今年は五山の送り火が例年より縮小されて、1文字で1~2点しか点灯されないとか。

毎年BSで生中継されていたのに残念です。


祇園祭も中止だったし。

せめてお菓子で送り火を見ようかなと思いました。



職人仕込みの本練羊羹が届ける奥深い味わい

『五山の景』1,620 円(税込)


1棹 20cm程です。



「京の晩夏を彩る五山の送り火。

夜空に浮かぶ美しい京の景色を羊羹で表現しました。


夏の終わりを惜しみ、秋の訪れをほのかに感じる、

そんな京の情景を伝えるこちらのお菓子は、一年にこの時期だけしかお買い求めいただくことはできません」



羊羹のうえに半円の寒天が乗っているのかと思いきや!



下にも寒天!寒天が羊羹をはさんで、三段重ねのような作り。

赤い文字も羊羹。

金箔が豪華さを醸し出しています。


見た目にも涼し気。

こんな美しい羊羹を戴けるのはなんて幸せかしらと悦に入る。



冷蔵庫で冷やして、

冷えたお抹茶と一緒に戴いた日暮れ時(^^♪


戴くとしっかり食感の寒天が、

羊羹というより少しやわらかめ、甘さ控えめの漉し餡を包み込んでいるような感じ♪

食感の違いを味わえると思いました。


真ん中の餡を固い羊羹にしないというのが職人さんの狙いかしら♪

そういえば、職人仕込みの本練羊羹と記載されていましたっけ。


寒天とやわらかめの餡との組み合わせは程良いです。



もっちり生地で餡を包んだ

『古都の夜』810 円(税込)



「空に浮かび上がる五山の送り火

京の夏に終わりを告げる美しい京景色をイメージして作りました」


パッケージも愛らしく、五山と京都盆地。


ひとつひとつに五山の焼き印が入っています。

どら焼きくらいの大きさかと思っていましたが、

ちょっと小ぶりの6cmほど。


もちもちもっちり。

お餅っぽい!と原材料を見ると餅粉・小麦粉・山芋・・・。

餅粉と山芋じゃ、もっちりするはずだわと納得。


子供の頃、祖母が入院していた病院の廊下の窓から ”大” という字がボーッと見えたのを思い出します。


暗がりの中、ひとり眺めながら、

あの赤い字は何だろうと不思議な感覚だったのを思い出しました。


赤い模様が愛らしくて購入した『竹籠入り果実のゼリー』



直径16cmの竹籠。

開けると、3種のフルーツゼリー。



アロエの果肉の入った桃ゼリー

パイナップル果肉とマスカットゼリー

りんご果肉とマンゴーゼリー


直径7cm、厚み2cmくらいの丸いゼリーは、あっという間にお腹の中に消えました(*'▽')



同封の栞を読みながら、

次回は弘法さんの「どら焼」を予約しよう。

ちょっと変わった、いや、すごく変わった「どら焼」です。


93才になる伯母は、目も耳も足腰も不自由になってきて、

「生きるのがつらい」

そうタカコさんに伝えたそうで。


元気を出してもらいたくて、おすそ分けの分も一緒に注文しました。


車で5~10分程なのに、姉たち同様ずっと会えませんでしたが、

玄関の外とはいえ、いとこにも約半年ぶりくらいに会えて嬉しかったです(^^♪


ほんの数十分だったけれど、竹籠が可愛いと喜んでくれたり。

距離もあってマスク越しだったけど、話が出来てよかった!


当たり前だったことが当たり前でなくなって。

でも、だからこそ会えることに幸せを感じます。


昨日はお取り寄せのお菓子の他にも「夜船」をお供えしました。

「夜船」って?

つまりはぼた餅、おはぎのこと。



春は「牡丹餅(ぼた餅)」、秋は「おはぎ」

そして、

夏は「夜船」で、冬は「北窓」と呼ぶそうです。


ぼた餅・おはぎは餅つきをしなくても仕上がるので「つきしらず」

「着き知らず」夜の船はいつ着いたか気づかない

「月知らず」北窓からは月が見えない


言葉あそびだそうで。

んっ?と思わないでもないですが。

とかく、お菓子は風流ですね。


ご先祖様「ナツキは大きくなったなぁ」と思って下さっているかな。



やんちゃ坊主は日々、いろんな遊びを習得しています(^^)/~


なぜか、ベビー服を被ったり

この時は着替えの途中でオムツを乗せて、ごきげんさん。



昨年の今頃はまだ生後3ヶ月。

ずいぶんと成長しましたでしょ(#^.^#)


お盆が過ぎれば、あっという間に9月。

今年の夏も行きますね。

って、まだまだ残暑が厳しいですが( ;∀;)


家族元気に過ごせるように頑張ります。

とある街角の小さな宝石屋RIVAMARE アラカンマムの日々つれづれ

天然石アクセサリー とある街角の小さな宝石屋RIVAMARE(リーヴァマーレ)です。天然石のこと、日常のこと、大好きなスイーツことなど徒然に綴っています。 2019年5月、令和になってすぐに生まれたナツキくんの成長日記も。 日々いそがしく過ごしつつ楽しいことを見つけていきたいアラカン店主でございます。

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