俵屋吉富『糖蜜ボンボン 金魚づくし』
7月上旬。
祇園祭の準備で賑わう京都で、ふと見つけた可愛い金魚のお菓子。
俵屋吉富 『糖蜜ボンボン 金魚づくし』
俵屋吉富さんは、NHKドラマ『京都人の密かな愉しみ』に登場する
御菓子司「久楽屋春信」のロケ地。
暖簾は「久楽屋春信」ですが、屋根の上には「俵屋吉富」という名前が見えますね。
俵屋吉富さんは1755年創業という老舗。
通年商品の『京まいこちゃんボンボン』や
『リキュールボンボン京野菜』も人気のようですが、
その名のとおり、リキュール類や日本酒を使用しているため、
アルコールの香りだけでも酔う私はムリ (>_<)
こちら、季節限定の糖蜜ボンボン『金魚づくし』
新発売で人気の商品。生産が追い付かないそうです。
お菓子にビックリするというのはそうそうない体験ですが、
これは、口に入れた瞬間!!
・・・
いやはや、これは書くべきか書かざるべきか・・・( 一一)
私のように、どんなお菓子か知らずに購入される方にも、
ビックリしてもらいたいな。
でも、ネタバレ的に書きますと (#^.^#)
(結局、書くんかい?って話ですが)
てっきりゼリーのようなものに糖衣、
砂糖でコーティングしてあるんだとばかり思っていたんですよ。
ところが!口に入れたら、薄氷のような糖衣が割れて、
中から甘い甘い糖蜜。砂糖水のように流れ出ました。
写真右上のピンクの金魚に注目すると
液体の中に、気泡が浮いているのがご覧いただけますか?
なにせ、ゼリーだとばかり思っているので、ぶらんぶらん持って歩きましたよ。
普通にタクシーに乗ったり、列車に揺られたり。
なのに、あんなに繊細な糖衣が割れもせず!
可愛いのはもちろんですが、
薄~~い糖衣が衝撃に負けず、壊れないなんて!
もうスゴイとしか言いようがない!
こうして見ると、まるで天然石。
ほら、しっかり空気が入っているのがわかりますね。
シャリッとすぐに壊れてしまいそうな糖衣の中に、たっぷり糖蜜がつまっています。
2個めは、ただ口に含んだだけ。
噛まずに、割れないように。
どんなふうに溶け出るのか試したくて。
体温で温まったところから、ほわ~っと!甘~い蜜が溶け出ました。
噛み砕くのではなく、溶け出る瞬間が何とも言えず・・・!
まぁ、確かに名前は『ボンボン』ですものね。
どうして気づかなかったんだろ。
こんなに可愛いくて。
とっても繊細で、日本ならではの器用さが詰まった和菓子。
機会があれば、お試しあれ (´-`*)
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