家事・育児に思う パパとママの考え方の違い
最近、1日のほとんどを洗濯物に追われている。
我が家は1階奥に物干し場があるものの太陽の角度が変わり、お隣の住宅に遮られ陽が差す時間は午後のほんの数時間。
気温の低い日などはちっとも乾かない。
大人の物は「まぁ、いいや」感覚になってきたけれど、なっちゃんのものはそんなわけにいかず。
ベビー服やシーツ、お風呂用タオル、湯上り用の敷きガーゼタオル。
ヨダレですぐベタベタになるガーゼハンカチ・手拭いはまるでティッシュペーパーのように次から次へと山積みになる。
その都度手洗いすることも多く、日差しを見ながら位置を変えて乾かす。
それでも天気が良ければまだいい。
雨降りの日は除湿衣類乾燥機で乾きづらい物から薄い物まで乾かしては片付けての繰り返し。
雨の日などに朝から夕方まで洗濯物と向き合っていると、
時に自分が洗濯おばさんにでもなったような心境で若干落ち込む。
なっちゃんが生まれるまではこんなに囚われていなかった。
育児と家事の両立は洗濯ひとつとっても大変だなぁと思う。
そういえば、地元福井新聞に育児休暇を取った記者さんが自身の体験記を掲載していた。
この日曜で完結したその記事は、ちょうどなっちゃんと同じ5月に3人目の赤ちゃんが生まれたパパさん記者一家の話。
上に4歳・2歳の乳幼児がいる。
認められた権利でも、まだまだ育休を取る男性が少ない中、
「戻った時には席がないぞ」と父親に言われ、
「上の子の面倒を見た時に、ほとほと疲れたから今回はもう嫌よ」と母親に言われ、悩んだ末に5~6月にかけて育休を取ったという。
イクメンという言葉があるけれど、このパパさん記者はまさしくイクメン。
掃除、洗濯、食事に始まり、保育園など上の子2人のお風呂や寝かしつけなど、すべてのお世話。
仕事をしている時には、妻が乳幼児2人の面倒を見ながら家事をこなす大変さに気づかなかったという。
子供たちも顔を合わせる時間が少なかったパパに懐かず、
3人目が生まれ、ママが今まで通りのお世話が出来なくなったことに戸惑う。
記事を読んで生まれた時期が同じだったことや、50~60代での孫育ての大変さ。
「ほとほと疲れた」というパパさん記者のお母様の言葉が沁みる。
一般論として、赤ちゃん育てをしていて思うのは
男性/パパが考える育児と、女性/ママが本当にして欲しいと願う育児には違いがあるようだ。
パパは生まれた子の面倒だけを見ていれば、十分手助けになっていると思う方も多いのではなかろうか。
もちろん手助けをしてくれることは、ありがたいことだけど。
ママからすれば、産後の身体が元に戻るまで家事全般がつらい時がある。
・ミルクをあげたら、それで終わりではなく瓶を洗って消毒して片付ける
・洗濯をしたら取り込んで畳んで仕舞う
・お買い物やゴミ、洗い物、食器の片付けなど することはたくさん。
パパが気づかないと
「何でわかってくれないの?!」と腹立たしくなり自分でした方がましだわ、とか
イライラしたり悲しく落ち込んだり。
産後のホルモンバランスが不調をきたすことは事実だろうけど
不安定な気持ちを見せると「産後だから仕方ないな」みたいに済ませられて。
いやいや、貴方の行動が癪にさわるのよ!なんて感じることも。
パパさん記者のように日常の大変さに初めて気づくという経験は貴重で、育休を取ってくれた甲斐があったと思う。
掃除・洗濯・食事全てを完璧に!とは言わないけれど
手伝って欲しいことは赤ちゃんのお世話だけではないという事に気づいてほしい。
我が家はと言えば4世代同居。
パパは仕事、ママが疲れていても若干名の要員がいる。
すごく非力な要員だけど、パパが育休を取らなくても何とか力を合わせ乗り越えてきた。
6才年上、姉さん女房のマリエさんはその都度言いたいことを伝え
挙句、サトシくんは反抗期のような顔を見せることもあるらしいけれど母は強し。
そんな中で私はと言えば、ちょうど中間管理職。
上はすぐひねくれる82才から下はなっちゃん生後4ヶ月。
タカコさんとマリエさんは似た者同士、ちょこちょこ揉めたりする。
間に入って、アラカン+更年期真っ只中、身体も心も悲しいかな若い頃のようにはいかない。
毎日毎日洗濯おばさんになったりと、こっちが泣きたくなる。
それでも、笑い声も泣き声さえも可愛いと思う子がいれば癒される。
皆で協力して家事・育児をしていかねば。
ニュースを見ていて、子育てで悲しい事が起きると何とかして手助けできる人が側にいなかったのかと切なく思う。
子供が元気で朗らかに
手抜き息抜きなどしつつ、私達も大らかな気持ちでいられるように。
きっと何とかなると信じて頑張り過ぎずにいきたい。
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